「Spam Protection」とは
配信中にコメント欄に不適切な言葉を打ったり、無断で配信に関係のないリンクを貼ったりする行為を項目を設定することで自動で規制する機能です。
とはいえ、ここで設定する規制の対象は機械的なものです。
設定を間違えると、悪意のないコメントまで規制してしまうことになるので運用には注意が必要です。
「Spam Protection」有効化/無効化方法
Nightbotにモデレーター権限を与える
Nightbotの「Spam Protection」機能を使ってスパム対策をするのであればまず、自分のチャンネルで「Nightbot」にモデレーター権限を与えておく必要があります。Nightbotにモデレーターの権限がない場合、このあとに設定する項目に抵触するコメントをしたユーザーに自動で行われる措置ができません。
Twitchを開き、自分のチャンネルのチャットルームに
/mod nightbot
と入力しましょう(配信外でも可)
これで、あなたのチャンネルでNightbotがモデレーターの権限を行使できるようになります。
「Spam Protection」各種項目の管理
Nightbotにログイン後、ダッシュボードの左端のメニュー一覧にある「Spam Protection」をクリックすると以下のような画面が右に表示されます。
画面の赤枠の部分をクリックすることで各種スパム対策の有効化/無効化を切り替えることができます。
また、Stuts(緑枠の部分)の「で有効」/「
で無効」になっていることがわかるようになっています。
「Spam Protection」各種設定項目
ここからはスパム対策の種類の説明とをクリックすると設定できる項目の解説をしていきたいと思います。
規制の対象となるコメントをしたユーザーはタイムアウトに(指定した時間コメントできなく)なります。
Blacklist Words/Phrases
【NGワードによる規制】
設定した特定の文字列をコメントをした人が対象になります。
NGワード規制はTwitchの基本機能にも搭載されていますので、あえて有効化する必要はないかと思われます。
【設定項目】
「Blacklist」
規制の対象となる文字列を設定します(改行をはさむことで複数設定可)
「Timeout Length」
タイムアウトの時間(秒数)を設定します
「Exempt Userlevel」
規制を免除されるユーザーレベルを設定します(『Moderator』に設定するとModerator以上の権限をもった配信者/モデレーター(Moderator)が規制を免除されます)
「Silent」
規制に引っかかった場合に警告文を表示するかしないかを設定します(非表示にしたい場合はチェックを入れましょう)
「Custom message」
デフォルトで設定されている警告文を、この欄に入力した文章に置き換えます(任意)
Excess Caps
【大文字だけのコメントの規制】
日本語圏のボクたちにはあまりなじみのない項目かもしれませんが配信をする以上、様々な、特に英語圏において全て大文字のコメントの中には危ういものがあります。そういった文字列を規制するためのものです。日本語のコメントがほとんどの配信の場合はあまり必要のない項目かもですね。。。
【設定項目】
「Timeout Length」
タイムアウトの時間(秒数)を設定します
「Limit」
大文字のみのコメントがされた場合、規制の対象となる文字数の下限を設定します
「Exempt Userlevel」
規制を免除されるユーザーレベルを設定します(『Moderator』に設定するとModerator以上の権限をもった配信者/モデレーター(Moderator)が規制を免除されます)
「Silent」
規制に引っかかった場合に警告文を表示するかしないかを設定します(非表示にしたい場合はチェックを入れましょう)
「Custom message」
デフォルトで設定されている警告文を、この欄に入力した文章に置き換えます(任意)
Excess Emotes
【エモートだけのコメントの規制】
Twitchで使える独自の絵文字「エモート」だけのコメントを規制します。
ボクもエモートだけのコメントをすることがよくあるので、個人的には無効をオススメします。
【設定項目】
「Timeout Length」
タイムアウトの時間(秒数)を設定します
「Limit」
エモートのみのコメントがされた場合、規制の対象となる文字数の下限を設定します
「Exempt Userlevel」
規制を免除されるユーザーレベルを設定します(『Moderator』に設定するとModerator以上の権限をもった配信者/モデレーター(Moderator)が規制を免除されます)
「Silent」
規制に引っかかった場合に警告文を表示するかしないかを設定します(非表示にしたい場合はチェックを入れましょう)
「Custom message」
デフォルトで設定されている警告文を、この欄に入力した文章に置き換えます(任意)
Links
【リンク(URL)貼り付けの規制】
配信中に興味のないリンク/悪意のあるリンクを貼られるのは気分のいいものではありません。かといって、配信にプラスになるリンクをもNGにするのは心苦しい。そんな時は「Whitelist」を設定した上で有効化しておくことをオススメします。
【設定項目】
「Whitelist」
規制を免除される文字列を設定します。ここで設定した文字列の入ったリンクは貼り付けることができます。(改行をはさむことで複数設定可)
「Timeout Length」
タイムアウトの時間(秒数)を設定します
「Exempt Userlevel」
規制を免除されるユーザーレベルを設定します(『Moderator』に設定するとModerator以上の権限をもった配信者/モデレーター(Moderator)が規制を免除されます)
「Silent」
規制に引っかかった場合に警告文を表示するかしないかを設定します(非表示にしたい場合はチェックを入れましょう)
「Custom message」
デフォルトで設定されている警告文を、この欄に入力した文章に置き換えます(任意)
Excess Symbols
【記号のみのコメントの規制】
エモート項目にも似ていますが、規制対象は「記号」です。Twitch側で自動で絵文字返還される「:(」や顔文字の「(^_^)」なども規制の対象となってしまいます。こんなことでBotにいちゃもんつけられても規制される側はたまったもんじゃないので、よほどの理由がない限り無効にしておくことをオススメします。
【設定項目】
「Timeout Length」
タイムアウトの時間(秒数)を設定します
「Limit」
記号のみのコメントがされた場合、規制の対象となる文字数の下限を設定します
「Exempt Userlevel」
規制を免除されるユーザーレベルを設定します(『Moderator』に設定するとModerator以上の権限をもった配信者/モデレーター(Moderator)が規制を免除されます)
「Silent」
規制に引っかかった場合に警告文を表示するかしないかを設定します(非表示にしたい場合はチェックを入れましょう)
「Custom message」
デフォルトで設定されている警告文を、この欄に入力した文章に置き換えます(任意)
Repetitions
【同じ文章を連続してコメントすることの規制】
同じ文章でもコメントのタイミングによって意味あいが変わることは多々あります。個人的には無効にしておくことをオススメします。
【設定項目】
「Timeout Length」
タイムアウトの時間(秒数)を設定します
「Limit」
特定のユーザーのコメントの内、同じ文章の割合が設定したパーセンテージ以上になると規制の対象となります
「Exempt Userlevel」
規制を免除されるユーザーレベルを設定します(『Moderator』に設定するとModerator以上の権限をもった配信者/モデレーター(Moderator)が規制を免除されます)
「Silent」
規制に引っかかった場合に警告文を表示するかしないかを設定します(非表示にしたい場合はチェックを入れましょう)
「Custom message」
デフォルトで設定されている警告文を、この欄に入力した文章に置き換えます(任意)
※「Repetitions」の「Limit」設定項目だけ、“パーセンテージ(割合)”になっていることに注意ください(仮にこの項目を”50″に設定した場合、特定の視聴者が10回コメントしたうち5回以上が同じ文章だった場合に規制の対象となるようです)。正直なところボクは有効にしたことがないのでよくわからないです。
様々な配信スタイルがあるので、項目はお好みで設定してください。
ただ個人的にコメントはなるべく自由にしていただきたいのでBotによる規制はしたくないです(現在は、コメントされる方々の節度に委ねることにしています)。
規制を画一化したところでイレギュラーなケースは多分にありますので、配信を荒らすコメントに関しては配信主/モデレーターのチェックの元、個別に判断していくほかないかと思います。
つまりBotによるスパム対策はほぼ必要ないと思ってます(必要なのはリンクの無断貼り付けくらいかな…)。
Nightbotによるスパム対策「Spam Protection」の解説は以上です。不明な点があればコメントください。
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